さまざまな空き家売却に関する
お客さまとのエピソードを集めました。
■ 場所/鳴門市
■ 所有者/90代女性
■ 物件/60坪の土地
■ 相談者/60代の娘さん
■ 取引成立/令和5年7月
■ ポイント/
・高齢の所有者の意志をすぐ確認でき、手続きは代行でおこなった。
・失くしたはずの「売買契約書」が入手でき、税金を払わなくて済んだ。
「母名義の土地を処分したいんですが、どうしたらいいですか」と、相続人三兄妹のうちの一人が代表して相談に来られました。名義人のお母さんは95歳で現在、入院中とのこと。まず所有者にその土地を売る意思があるか確認するため、「お母さんはどんな様子ですか」と聞くと、「認知の症状はなくしっかりしています」ということでした。まず、司法書士の先生に病院まで足を運んでお母さんに面談してもらい、意思を確認しました。取引などの手続きは長女の方が代行してくれました。
現地に土地売却の看板を建てていたところ、幸運にも前の家の人から「欲しい」と申し出がありました。その人の娘さんが実家の傍に家を建てたいということで即購入へと話が進みました。
土地の場合は購入金額より売った金額が安ければ、税金を払わなくてよいことになっています。それを証明するには「売買契約書」が必要です。ただ40年前のことなので、紛失してしまっていました。こちらで調べてみると、その場所は以前、当社のスタッフが勤めていた不動産会社が分譲した場所だったのです。そこで運よく「売買契約書」を入手し、税金の支払いは0円になりました。高齢の母を持つ娘さんたちはもちろん、土地を購入した前の家のご家族もみなさん喜んでくださって良かったです。