さまざまな空き家売却に関する
お客さまとのエピソードを集めました。
■ 場所/鳴門市
■ 所有者/60代男性
■ 物件/74坪の土地と20坪の木造瓦葺平屋住宅
■ 相談者/本人
■ 取引成立/令和6年10月下旬
■ ポイント/
・築84年経過の平屋を解体せずに販売できた
・神戸在住の方が遊びの拠点に購入
令和6年春頃、居宅の売却が決まった所有者様が、以前から行き来していた隣家の長男さんに挨拶をしたところ、「どこの不動産会社に依頼されましたか?」と訊かれ、弊社に相談した話をしてくれました。隣家は、両親が亡くなったあとの空き家を、県外在住の三人兄弟が、年に数回、釣りを楽しんだりするのにみんなで集まる場所として使っていたそうです。長男さんも県外から車で戻ってきていたそうですが、高齢になり、運転して帰ってくるのが難しくなったということで、維持管理ができなくなる前に処分したいとのことでした。
当初は「建物を解体して土地として売ってはどうか?」と言っていましたが、「築84年経過していますが中古住宅として売却した方が良いのでは?」とアドバイスしました。敷地が74坪あり、裏に屋根付きのガレージがあります。裏庭を利用して家庭菜園を楽しむこともできそうです。そこで不要な家財道具など荷物を取り除き、外回りの掃除や草刈りをして整地し、7月頃から販売しはじめました。
三カ月くらいで売切れたら、ということで不動産情報サイトに掲載。最初は価格を少し高めで設定していたのですが、何度か値下げしたところ、問い合わせの数が増えだし内覧数も多くなりました。すぐそばが海で、釣り好きの方にもおススメの物件です。結局、徳島(特に鳴門市内)に頻繁に来られていた神戸在住の70代の男性が、遊びの拠点に使いたいということで購入され、目標にしていた期間で売り切ることができました。
平屋の外観
裏のガレージ
古民家風の内観