さまざまな空き家売却に関する
お客さまとのエピソードを集めました。
■ 場所/鳴門市
■ 所有者/60代男性
■ 物件/81坪の宅地
■ 相談者/所有者の妹さん
■ 取引成立/令和6年10月下旬
■ ポイント/
・初期費用を抑えるために解体せずに売却
・宅地を探し続けていた購入者に巡り合う
「兄の所有する家を売ってもらえませんか」と、地域情報誌に掲載された弊社の広告を見た女性から連絡を貰いました。自分たちが昔、両親と暮らしていた家で、今は兄の名義になっていると言うことでした。空き家になった実家について誰に相談したらよいかわからず悩んでいたそうです。そこは、鳴門市のメイン道路を一本入った住宅地の中にあり、女性はその近隣で暮らしています。当初は中古住宅として売却を考えていましたが、家の内部を確認したところ傾きがあり、中古住宅での売却が難しいということになりました。
とりあえず、解体の見積もりを取るため業者に見てもらうと、詳しい調査の必要があると言われました。さらに調査してもらうと「アスベスト」を含んだ建物であることが判明。そこで、解体費用を所有者様にて負担、更地にして売却することになりましたが、この家の場合、解体費用が通常の二倍も掛かってしまいます。良い立地なので更地にしても売れるだろうと思っていましたが、いつ売れるかはわかりません。初期費用を抑えるために、とりあえず解体せずに販売することにしました。
売主様の希望価格より少し高い値段に設定したのですが、住宅メーカーを通じて、長い間、この界隈で宅地を探していたというご夫婦に巡り会いました。撫養小学校区で平屋住宅を建築したいということで、日当たりの良い80坪くらいの宅地を探していたそうです。小・中・高にも近くて買い物も便利、南向きで日当たり良好の宅地は、このご夫婦にぴったりでした。いくつか周辺環境のことで気になる点があるということでしたので、所有者の妹さんや近隣に聞き込みをし、誠実にお伝えしたところ、納得して購入していただけました。売主様や妹さんも、初期費用をかけずに売却できたと、たいへん喜んでくれました。
日当たりのいい現地
解体前の建物
進入路